霧の中。
2004/9/11 ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ



「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」
(2003米)

監督:エロール・モリス
出演:ロバート・マクナマラ



2次大戦や、その後の冷戦、キューバ危機というなんとも重苦しい雰囲気の時代について、国防長官という重責を担ったマクナマラが、戦争と人について、様々な映像とともに語る。

その言葉には、例えそれが普段聞きなれたものであっても、それなりの重みがありますね。
ドキュメンタリーとして、かなり完成度が高く、ここのところ続いているドキュメンタリーラッシュも、この作品で一区切りしそうな感じです。

戦争という行為の中の爆撃一つにも、効率を求めることは、いかにも典型的な"アメリカ的"と形容したくなる考え方ですね。根底では「いかに効率よく広大な農地に飛行機から農薬を散布するか」とかにつながってるんでしょうか。まあ、この映画の趣旨とは全く違うことですし、くだらないことなのでどうでも良いですね。しかし、そんなどうでもいいことも、神風とかなんとか言ってた人種にとっては、大変魅力的かつ、あくまで比較レベルで、人道的に見えたことは想像に難くないですね。それがあったからこそ、今ありきですかね。結局、今もまだ日本はその当時にまぎれた霧の中。アメリカに手を引っ張ってももらわないと進めない状況は、まだまだ変わりそうにありませんね。まあ、進むといっても、どこに行くかわかりませんし、アメリカも霧の中っていうオチも覚悟しなきゃいけませんけどね。

それにしても感心したのは、「Fog of War」→「13 days」→「11 September」といったこの日の上映スケジュール。最初に20世紀の大まかな流れを当事者本人に語らせ、次にそのDetailを見せ、最後に新しい時代を見せる。こんな気の利いた構成を六本木ヒルズができるとは個人的にとても驚きました。まあ、残念ながら顧客層とはミスマッチが起きたのか、半分くらいの入りでしたが。

そういえば、ロビーには早くも今年の東京国際映画祭のポスターが貼られてました。もうそんな時期なんですね。去年の映画祭は終わってみれば、酷評の嵐だったような記憶がありますが、今年はどうなんでしょうか。個人的には、同時期にやるファンタスティック映画祭で「ヘルレイザー」の新作が見れればそれで良いんですが。

あと、"イッキミスペシャル"とかいうのをやってるみたいで、シリーズを立て続けにスクリーンで見れる機会なんてそうないので、それなりの作品ならなるべく見に行きたいものです。これからやるのだと、「エイリアン」あたりを狙ってたりします。あとは最後のSurpriseに何が来るか気になるところです。流れ的に、来年新作が出る予定の「スターウォーズ」じゃないかと勘ぐってはいるんですが。いや、本当はそう思いたいだけなんですがね。なにしろ、行ってみたら、「ハリポタ」だったとか、「R.O.T.L」だったんじゃ、目も当てられませんからね。
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by nothing_but_movie | 2004-09-13 10:31 | Movie(F)
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