新年最初のエントリーとなる本日、普通であればそれなりの挨拶くらいはするのでしょうが、誰にとも知れずするそれほど悲しいものはありませんし、そもそもそんなものをする時期は既に本日をもってほぼ終わりかけていると思いますから、省いてしまうことにします。
と、まぁいつも通りでまったく変わり映えのしない、このような面白みの無い書き出しは、所謂"新"年には全くそぐわないものなのですが、そうは言っても身の回りの変化と言えば暦がまた12枚に戻っているだけで、それ以外はさして変わりが無いことですし、ここもその程度の変化で続けていきたいなと、唯ただそういうわけなのです。所詮新年とはいえ、変わるのは人の意識のみ。適当な区切りで全てを白紙に戻し、本質的には何度も繰り返されているものにもかかわらず、全てを"新しいもの"として再生てしまう習慣はなんとも可笑しくも、実用的で、それでいてどこと無く間の抜けた習慣であるなと、しかしながら其れこそが人間の脆さと強さの両面を現しているなと、そんなことを感じつつ、今年も映画に身を捧げる所存です。否、言い過ぎで正しくは、"休日は映画に捧げるつもり"です。 さて、今年も例年に倣い帰省するつもりでいましたが、飛行機の切符を取り忘れていたのと、休みが短いのと、12/29にあった昨年最後の"忘年会"で、忘れられそうに無い一般に失態に分類されることをしでかしてしまったため、取りやめ、新宿で初めて年を越すことになりました。それにしても年末ともなるとさすがに静かになるものなのですね、意外でした。その静けさが気に入ったのかどうかは自分でも良くわかりませんが、年末は静かに家でゆっくり過ごし、気付けば年が明けていました。 元日は妙に静まり返った新宿に一人でいるのも変な感じがしたので、柄にも無く良い機会だからと、連れを見つけて明治神宮へ。まるでこちらに残っている人が全部集まって来ているような周囲との人口密度の差を目の当たりにして、一瞬でもここへ来ようと思ってしまった自分の浅はかさと悲しさに呆れ、帰ろうかとも思いましたが、そう決心した頃には既に人ごみの中、文字通り引き返せない状況に陥っており、おとなしく1時間半も寒空の下で過ごすことに。その割に、やっとのとことで成し得たのは賽銭を人の頭越しに放り投げるだけと言う、坊主だけが有難い、得る必要の無い文字通り有難い経験。いやはや、1時間以上も寒い思いをして並ばせたうえに、人の頭しか見えないところへ金を投げ入れさせるとは、日本の宗教もまだまだ捨てたものじゃありませんね。まさしく神の御業。恐ろしいものです。 その後渋谷へ抜けるもめぼしい映画館は全て休館のようでしたので、おとなしく酒を流し込み、元旦は虚しく終了。このように今年も無為に過ぎていくことでしょう。それにしても"Every 1st day of the month"は映画の日ではなかったのでしょうか?まぁ理不尽な愚痴はこれくらいにして、結局今年の最初の映画は次の日1/2のシネマライズの初回10:40からの「Super Size Me」(「スーパーサイズ・ミー」)となりました。 意外な混みようで、その理由として私は短絡的に他にやる事が無いからだろうと思ったのですが、続けてみた「Jackass: The Movie」(「ジャッカス・ザ・ムービー〈日本特別版〉」)、がガラガラだったのに較べ、この作品は2回目以降もそれなりに混んでいたようでしたから、純粋にこの作品に因る混雑だったのでしょう。そして其れを素直に認められるくらいに面白い作品でした。作品には感心しつつも、バカな私は鑑賞後マックに駆け込み昼食を掻き込んで、要は自己責任と適当さが何事にも大切なのですよと、一人で納得し、1:30からの「ジャッカス」を観るべくシネマライズにとんぼ返りしたわけです。で、2本目のこれはまさに正月映画、麦酒に良くあう作品で、弱化してとろけた脳みそに程良い刺激を与えてくれました。 その後新宿に戻り、最後に「荒野の七人」でも見ようと思ったのですが、時間が合わず、連れの希望で「ターミナル」を観る事に。2回目でしたがやはりいい映画で、バカな1日を上手く締め括ると同時に、一年の始まりを世界の"長寿と繁栄を"願ってやまないものへと変えてくれました。 3日はゆったりと家で半日を潰し、残りの半日は服を買い漁ったり、本を読み漁りつつ、たまり続けていた未聴のCDを聞いたりしていました。字面は忙しなくても要は典型的な正月の生活だったわけです。 で、正月休み最終日の4日は「Sylvia」(「シルヴィア」)、「VYNALEZ ZKAZY」(「悪魔の発明」)、「VIDAS PRIVADAS」(「ブエノスアイレスの夜」)の3本を鑑賞。質的な満足感は別にしても量的な満足感は十分に味わいつつ休日を終え、本日が仕事始め。仕様がなく仕事をするも全く手につかず、早速こんな駄文を並べてみたりして。まぁそんな感じです。
by nothing_but_movie
| 2005-01-05 14:25
| 雑記
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この窪みの奥に何があるのかと思考をめぐらすも、この混沌としたネットの中に一片の"本質"も存在しないように、ただ生暖かく微かに脈打つ塊しか見当たらず。
では、なぜそこから一般に"私"といわれるものが生まれるのかと問えば、そこにカスケードは起こるも、解は得られず。 やはりここにはフレーム以外に何も無く、ネットが"他者"の存在に依存するように、"私"も"私以外"の存在に依存してここに在るのだ。 Recent Impressions Da Vinci Code,The JOYEUX NOEL Jacket Land of the dead 5X2 Open Water War of the Worlds One Point O Batman Begins Bus174 Whisky Dead End Assassination of Richard Nixon, The Wonderland Forgotten, The Le Convoyeur Kingdom of Heaven Ladder 49 Shuttered Glass Cabin Fever DEKALOG Butterfly Effect, the Sea Inside, the Celluler Super Size Me Terminal, The カテゴリ
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