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軽やかとは対照的に
20時くらいに出かけようと玄関を開けてみたら雪が降っていたと。寒いなとは思っていたのですがそういうわけだったのですね。

土曜は渋谷でオリヴェイラを観た後、昔からの友人とそれぞれの近況でもと久々に飲みに出かけ、主に私の近況を面白くも可笑しくも無く話し、友人が観たことが無いというので、せっかくだからとそのまま池袋から数駅ほど離れたその友人宅に行き、昨年のティム・バートンのを。しかし作品の良し悪しに関わらず、生理的な理由により寄せてくる眠気には抗えず、すぐに鑑賞というよりは垂れ流すといった描写が適した状態に。やっとのことでそれは不毛だと気付きおとなしく寝たのが6時頃だったかと。

その友人というのは私が年末あたりに酒の勢いで、東京すなわちおよそ池袋から神奈川の外れまで車で迎えに来いと馬鹿なことを言ったがため、その後の弁解にも関わらず少しというか大分険悪だったその人のことなのですが、やっとのことでその蟠りを解消できたわけです。というよりその事件よりも遡る事数年程前の状態に戻ったようなそうでないような。まぁいずれにしても良かったような良くないような感じなのですが。

その後気が付いたのは14時を回った頃。"余りもの"というには余りに時期はずれな冷たい素麺などを啜り。件の作品を最後まで鑑賞し終え、午睡。19時頃に支度を始め、外に出たのは20時頃。そんなものが降っていなければ十分間に合う時間なのですが、降っていれば電車以外は使えないわけで、少し焦りつつも、何とか間に合いオリヴェイラを。
先週、今週と立て続けに鑑賞して思ったのですが、歳が進むにつれワンシーン・ワンカットといった彼独特のこだわりの色が薄れているいるような感じが。否、薄れているというのは甚だ見当違いで、より柔軟になっているというのが正しいのでしょうか。違和感が無く、そしてそれに固執しすぎることが無く、それを用いるようになったという印象を受けました。いずれにしても2作品とも面白かったわけで、そんな細かいことなどはどうでも良いわけですが。

徐々に柔軟に、軽やかになるオリヴェイラの画とは対照的に、私の身は年末あたりから徐々に重たく、そして一般的には"泥沼"と喩えられるものに足を踏み入れつつあります。


そんなこんなでこの週末は、

「家路」
「家宝」

でした。今週末までやっている「永遠の語らい」は出来れば再見したいのですが、久しぶりに入れ込んだ出張と、仕事の状況等もあり、現実的には難しいかと。
by nothing_but_movie | 2005-01-24 22:42 | 雑記
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