2005年 03月 09日 ( 1 )
良心の姿
2005/2/27 シネクイント



「Machinist, The」(「マシニスト」)

(2004 スペイン/アメリカ)
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:スコット・コーサー
出演:クリスチャン・ベイル 、ジェニファー・ジェイソン・リー 、アイタナ・サンチェス=ギヨン 、ジョン・シャリアン 、マイケル・アイアンサイド


呵責とはすなわち苦しめることであり、それが良心からくるものであっても、その逆からくるものであっても、苦しさは変わらないわけで、そういう意味では一般のイメージからかけ離れるあのような姿が、所謂"良心"の化身であっても全く納得のいく話しだなと、というよりもむしろあのように表現されてみれば、確かにあれこそが呵責という苦役を与えるときの"良心"としてはしっくりくるなと妙に納得してしまいました。

この監督の前作「Session 9」は極めて個人的な感想では宝の持ち腐れ的なネタの使い方というか、もったいない舞台設定をしたなと思ったり、そもそも話が"あれ"だなと思たりしたのですが、今回もまた、不眠症でなくても結果として苦しんでいれば何でも良かったのではないかとか、タイトルの理由がどうにもぴんとこなかったりで、相変わらずネタの使い方が下手だなと少し感じてしまいましたが、まぁ、全体としては調和しており前作より小手先感が無く、良い作品に仕上がっているのは間違いないところでしょう。

オチや謎解き的な要素は比較的簡単に分かってしまうので、サスペンスとしての面白さはそれほどではないかと思いますが、「罪と罰」を上手く現代的に表現しており、また画のつくりや音楽、ストーリー、テンポも良く作られており、完成度の高い作品だったのではないかなと満足しております。
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by nothing_but_movie | 2005-03-09 23:59 | Movie(M)