2005年 12月 27日 ( 1 )
いまさらな話題がふんだんに
先週末の新宿は"番い"に溢れておりましたが、最近見たニュースでは、今年から日本は人口が自然減に転じる見込みが強いらしいとのこと。どうにも矛盾しているなと、いつものことながらどうでも良いことを思って考えてみたところ、要は彼等は資本主義的な"それ"であって、生物学的な"それ"ではないのではと結論してみたり。明らかに何の根拠も無いこの思い込みに非常にしっくりとした印象を抱かずにはいられない昨今。疲れているのか、僻んでいるのか、病んでいるのか、自分でもわかりませんが、というより、わかろうともしていませんが、まぁとりあえずどうでも良いですといった感じの年末の日々。


さてさて、ひとまず先々週

「King Kong」
「Empire of the Wolf」
「Down in the valley」
「マダムと奇人と殺人と」

1作目はまぁなんというか、面白く無かったといえば嘘ですが、面白かったかといえば、素直にそうは言えない印象。1シーンが無駄に長い印象で、しかもそれが唯のCGだったりした日には、あまりにもくど過ぎる感じ。唯、随所に"趣味の悪さ"を散りばめたシーン作りは、昔B級映画ばかりを撮っていた頃を髣髴とさせて、好印象。まぁLOTRの事は良く知らず、要はB級のときしか彼の作品を見ていないのですが。そして何より印象的なのが、氷上のシーン。重量感を感じさせないあのシーンは、彼の"巨大さ"を忘れさせ、その存在を幻のように希釈し、巨大でありながら、繊細で儚いものという印象を与えます。つまり、最期の暗示と、唯一の良い思い出を同時に、観客に与えているのです。こんなシーンを取れる監督になっていたとはと、個人的に驚く。

2作目は久しぶりのジャン・レノ。まぁなんというか、よくできているのは原作のほうだけといった印象。面白いのですが、明らかに原作負けしているのでしょう。原作を読んだことはありませんが。

3作目。世間の認識はイロイロあってしかるべきですが、そのイロイロあることを容認できないのがヒト。広い世界にはヒトがいなくて、狭い世界にはヒトがヒトの目を気にしてひしめき合っていたりして、すごしにくかったり。ヒトがいない町は丘の上なのか、谷の底なのか。

4作目。ほのぼのとしたノリの作品。なぜか見ているとお正月気分が味わえるのは、その雰囲気のおかげかもしれません。どちらかというと年明け早々に、止まった脳みそで見たい作品。


で、今週

「The Final Cut」
「The Child」
「The Corporation」

1作目。死ぬと記憶だけになる世界で、ヒトの記憶だけを見続けた彼はいったい誰なのか。面白い。

2作目。淡々と、リアルに語るこの作品は、非常に地味で、どこが見所か聞かれると非常に困るが、なぜか見飽きたりしない作品。"子供"がいなくなる最後のシーンは非常にすばらしい。

3作目。冒頭部分でいきなりBad Appleと罵られる会社。耳慣れたその会社は今は存在せず、そこが引き起こした事件は今では大学の教科書にも載っているとか。当時はその事件のおかげで市場から抹殺されましたが、その一部は別の会社として、今も従業員から自由と、時間を搾取しながら生き延びているわけです。証人はここにいたりします。映画の中身はなんともアレな感じですが、良くも悪くもよくできたドキュメンタリー。刺激はありますが、映画としての面白さはあまり無かったり。


毎年、先週末のイベントの日に、オフィスの明かりを使ってツリーを描く、私が年に数回だけ来るビル。いつも数週間前にはその旨の連絡がメールで来ていたと思ったのですが、今年はその連絡も無く、どうしたのかと思っていたら、あぁなるほど。最上階、ツリーで言えば星か何かがつく部分に、世間と建物を揺るがしたあの会社が入っているのですね。
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by nothing_but_movie | 2005-12-27 21:24 | 雑記