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一線を越え
全くよくやるものですね。何がって私がなんですが、毎日毎日、残業代も出ないというのに日付が変わる直前まで仕事を。そもそもこんなことになったのは私の上司がバカな話をしたせいで、その当の本人はバカな話を人に押し付けて全く知らんぷりと、まぁ手は回して、これの責任は私に及ばないようにしてはあるものの、全く納得の行かない話ですね。で、いくら責任が無いとは言え、バカな話はいくらまじめにやろうとも、バカなことになるのがオチで、現実的にはそれをやった奴もバカだと思われますから、それを回避すべく方向修正を連日連夜やっているわけですヨ。結局上司の尻拭いってことで、これほどやってられないことは無いのですが、仕方が無いと諦めています。ただ、こんな馬鹿なことで日付が変わる"一線"を越えるのも、それこそバカの極みなので、その点は気をつけています。

ここ数日寝る時間が遅くなっているためか朝起きるのがとてもつらく、気温の低下も手伝って寝坊気味。昨日も遅刻ぎりぎりでしたが、今日はさらにぎりぎり。この分だと明日はさらにぎりぎりか、その"一線"を越えそうな予感が。まぁ今のお客さんも、私の会社も朝の時間は比較的ルーズなので、"遅刻"という概念自体が無いようなものなので、そういう意味では気にするような問題ではないのですが、仕事量は変わりませんから朝遅く行けば、夜も遅くなるのは当たり前で、そう考えると、これは悪循環の始まりであり、あまり好ましいものではないといえそうですから、ずるずるその先まで行ってしまいそうなその"一線"をなんとか越えないようにしたほうがよさそうですね。

と、今気付いたのですがこの記事で先月に続き月間投稿数の記録が更新され"19"に。此処2週間の傾向だとあと1本くらいは書きそうですから、記録は"20"迄伸びそうです。朝と夜はまだ"一線"を越えていませんが、記事の記録は"一線"を越えたと。

あぁ、何時も以上にとりとめなく、まとまりもなく、それを無理やりまとめて、そんなこんなで。
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by nothing_but_movie | 2004-10-28 23:59 | 雑記
来年こそは
2004/10/16 新宿ミラノ座
東京ファンタスティック映画祭 20th



「ソウ」
(2004米)

監督:ジェームズ・ワン
出演:ケアリー・エルウェズ、ダニー・グローバー、モニカ・ポッター、リー・ワネル


何よりも面白かったのが上映後にあったTeach inでの質問。質問のはずが感想になってしまい、結局何が言いたいのか良く分からないものや、勝手でしかも見当違いの質問をぶつける輩がいたり、思い込みを適当に話したのか、訳すのにも苦労する言語を話す人なんかがいて中々楽しめました。いやホント"Super natural"とかね。通訳の方お疲れ様でした。
あ、鋭い意見もありましたよ。最後方の恐らく最大の見せ場であろう"あるシーン"のための、なんともこじつけてきな展開についての指摘とかは大変的を得ていたと思います。
それにしてもこの作品のワールドプレミアで、しかも今週末から公開されるバージョンではカットされているシーンも入っているという事で、ずいぶん集客に貢献したようです。確か去年のホラーの日はちらほら空席があったかと思うのですが、今年は立ち見まで出る始末。すごいもんですね。実は私はほとんどこの作品(というかファンタで公開される作品の全て)はノーチェックだったので、プレミアだとか、シーンがカットされていないとかは全く知らず、立ち見がいると気付いたときは、ファンタもずいぶんメジャーになったのかしらとか思ってしまいました。

さて、中身ですがと。
最初のバスルームの画には妙な魅力というか、なかなかハイセンスなものがあったと思うのですが、しかし全体を通してみるとやはり低予算でしかも経験不足な雰囲気がその画や、シナリオにそこはかとなく漂っていました。
それにしても、このテの作品は基本的に"ユニーク"なことが求められるように思っているのですが、つまりこれだけ限定した空間と、状況と、人物で、同じようなシチュエーションを作ってしまえば、同じような展開で、同じような結末しかありえないと。さりとてそれを避けるために、幾つかの作品の要素を混ぜたとしても所詮"2番煎じ"や「『CUBE』 meets 『Seven』」や「キューブとセブンを足して2で割ったような感じ」という評価しか与えられないと思うわけです。別にこの映画にオリジナリティーが無いといっているわけではなく、下手な映画よりもよっぽどオリジナリティーに満ちてはいたのですが、しかしそのオリジナリティーも"点"であって"線"や"面"にはなっていなかったなと、そう思うわけです。Teach inでも「影響を受けた映画は?」なんて質問があったかと思うのですが、名前が挙がった映画のほとんど全てについてオマージュとも取れるシーンがあったように思います。まぁオマージュが悪いわけではないのですが、そのオマージュとオマージュの間にちょっとしたオリジナルが紛れ込んでいて、それらの雰囲気にあまり統一性が無く、なにかちぐはぐな印象を受けてしまったと、そんな感じです。
要は何がいいたいかというと、着想の時点では中々よい始まりと終わりを思いついた様ですが、肝心のその間がダメだったと、そういうことです。
お金は次から心配しなくてよさそうですので、あとは経験を何とかすれば何とかなるんじゃないかと、次回作に期待ですね。あ、"続編"じゃ無いですよ。全く違う"次回作"です。あしからず。

そうそう、どうやらカットされるシーンてのはたいしたことも無く、別にカットしなくてもレートに響かないんじゃないかと思える些細なシーンで、もしこの"カットシーン"のために立ち見で甘んじた人がいたのだとしたら、ファンタも宣伝がうまくなったなぁと関心しきり。




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「スピーシーズ3」
(2004米)

監督:ブレッド・ターナー
出演:ロビン・ダン、サニー・メイブリー、ロバート・ネッパー、ナターシャ・ヘンストリッジ


よもや「3」まで出るとは思ってもいませんでした。相変わらずなお話しでしたね。



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「ハウス・オブ・ザ・デッド」
(2003米)

監督:ウーヴェ・ボル
脚本:
出演:ジョナサン・チェリー、タイロン・レイツォ、オナ・グローアー、クリント・ハワード、ユルゲン・プロホノフ


こういうのは好きです。最近観た「マーダー・ライド・ショー」とかはあまりにこてこてであまり好きではなかったんですが、これはテンポも比較的良く、意外と良かったです。
全くの個人的な嗜好ですが。まぁたぶん大半の人がうんこ映画に分類するとは思うのですが。





さすがに3本まとめてまともなレビューを書くのは無理がありましたね。
今年は「ヘルレイザー」が無く、個人的に大変心配していたホラーナイトでしたが、終わってみればなかなか良かったのではと。でもやはり、来年こそは「ヘルレイザー」をなんとか観たいので、関係各位の方々なんとかよろしくお願いしますネ。

今日は昨日よりは帰宅が早かったのですがなんだかなにやらすごく疲れました。眠くてしょうがないと。
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by nothing_but_movie | 2004-10-27 23:59 | Movie(S)
順調に
最近徐々に帰りが遅くなってきていたのですが、順調な推移で遂に本日は日付が変わってからの帰宅となりました。まぁ世間一般で見て的に別に珍しいことではないというのは分かっているのですが、やっぱり疲れますね。
それにしても映画祭もそろそろ終盤。この調子だとホントに平日は行けなさそうな予感がします。何とかしたいところですが、どうなることやら。あと、体調も順調に悪化中。

さて、本日こそ早く寝ることにします。
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by nothing_but_movie | 2004-10-26 23:59 | 雑記
パクリかと。
今日は久しぶりに帰るのが遅く。しかも、金曜あたりから怪しいとは思っていたのですが、やはり風邪を引いた様です。頭が少し痛く、のども痛く、鼻にも症状が。明日も忙しいんですが、どうしたもんでしょうね。ひとまずこの上熱だけは出てほしくないところです。
とりあえず今日は早めに寝ることにします。

と、思ったらアメリカに学会で行っている知人から電話が。早く寝るつもりでいたのに、結局いつもと同じような時間になってしまいました。なにやら向こうでも地震のニュースが流れているらしく、気になって電話をしてきたらしい。
まぁ、そんな話しはおいておくとして、向こうで「The Grudge」「Ladder 49」「The Forgotten」を観たらしく、どれもなかなか良かったとか言っていたのですが、他のは良いとして1本目はYahooのサマリーを読む限り、唯のパクリのようで面白いとは到底思えないのですがどうなんでしょうか。
と、思ったら「呪怨」のハリウッド版らしい、日本発の映画をわざわざアメリカで見るなって感じですね。オフィシャルサイトの"ENTER SITE"の先はなかなか雰囲気が出ていていい感じですね。
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by nothing_but_movie | 2004-10-25 23:55 | 雑記
よく言いますが、現実はフィクションよりも・・・
今週も比較的忙しく、金曜は夜から大学の同期の出産祝いに赴く。するとなぜか大学の頃のサークルの面子がほとんどいて、さらに今年入ったという全く面識の無い1年生までいて、年甲斐もなく終電まで盛り上がってしまい、帰れなくなる。
土曜の午前中から予定があったので途方にくれ、友人に車で迎えに来てもらおうと思って電話するとなぜか喧嘩に。そりゃ、終電も終わった時間に数十キロはなれたところまで迎えに来て、と酔っ払いに言われれば、まともな人は怒りますよね。反省してます。ということで朝まで適当に飲み、始発で帰宅。

土曜の午前中の予定は見事に寝過ごしてキャンセル。昼過ぎから活動を開始するも、酒が残っている状態で、やたら混んでいるであろう映画祭に行く気にはさすがになれず、代わりに昔から通っている表参道にある服屋に取り置きしてもらっていたモノがあったのでそれを受け取りに行く。ちょうどその頃地震が発生。最近ホント多いですね。新潟の方大変でしょうが、がんばってください。
渋谷で適当に時間をつぶしながら、映画祭に行くかどうか思案していましたが、やはり気が向かず、新宿へ戻る。特にやることも無かったのですが、ぶらぶらしてると「シークレット・・・」のオールナイトが目に付き、ふらふらと入場。開始15分位で結末までのストーリーがほとんど分かりがっかり。

何か煮え切らなかったので、また酒でも飲むかってな気分になって、一人でフラッと居酒屋に。程よく酒が回ってきた頃にふと隣を見ると、家出してきたような変な格好をした娘が一人。ちょっと話してみるとトビ職で、出張ホストの旦那を待っているんだとか。怖そうな人を旦那に持っている割にはおとなしい普通な感じの二十歳の娘で、旦那が来るまでまだ時間があるということだったので、色々適当な話をすることに。すると今の旦那とは半年前に始めて出会い、その4日後には入籍したんだとか。すでに理解不能に陥っていたんですが、さらに聞いてくうちにこの娘も所謂風俗の世界の人ということが判明。しかも旦那に内緒で、今日から仕事を始めたんだとか。普段耳にしないなかなか興味深い話が聞けました。それにしても怖いものですネ。最近の若い人ワ。

そうこうしているうちに旦那が到着したので、触らぬカミになんとやらで早々に退散。チラッと旦那の顔を見たのですが、高校生か大学生のような若い顔立ち、格好も所謂新宿にうようよいる"ホスト"では無くて普通な感じでした。
時間も時間でしたのでその後すぐに家路についたのですが、その道すがらいろんな事を考えさせられてしまいました。


ほんとに唯の雑記ですね。
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by nothing_but_movie | 2004-10-25 00:58 | 雑記
今週末レポート(10/24)
今週末は、

「シークレット・ウインドウ」
「ポール・ボウルズの告白/シェルタリング・スカイを書いた男」
「エロティカ」

でした。

詳しくはまた後ほど。
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by nothing_but_movie | 2004-10-24 23:55 | 雑記
妄想を糧に綴る記憶の足しに
もう明日で今週の稼働日が終わると。つまり、気付けば東京国際映画祭が始まるわけですよ。先ほどオフィシャルサイトにアクセスしたところ、心なしか重たくなっていました。やはり混むのでしょうね。去年はちょうど文化村から歩いて数分程の場所で働いていたものですから、平日にも仕事帰りに寄ることができたのですが、今年は場所的にも辛い上に、仕事も詰り気味ということで平日に行くのはほぼ不可能な様です。まあ、諦めの悪いほうですから、1日くらいは平日に無理していくかもしれませんが、結局せっかくの映画祭だというのに確実に行けそうなのは週末のみと、そんな感じです。しかし週末となるとやたら混むからそれも考え物。基本的にほとんどの作品は年末くらいから普通に劇場で見られるわけですし、やたら混むのを我慢してまで見たい作品も、それほど無いかなと思ってしまったりも。そうは言いつつも、結局幾つかは観るのでしょうが。

ところで、私の記憶では6月頃にやたらアクセスが増えたことがあったのですが、更新頻度も落ちたことから8月くらいからはぱったりと落ち、それ以降すっと落ち着いておりました。ところが今週に入って妙にアクセスが増えてきていて、たいした事も書いていないのに何故だろうと首を傾げております。もしかして"映画際"あたりが検索に引っかかっているのかもとも思い、検索してみたのですがそんなことも無く。皆目検討もつきません。まあ、アクセスが増えること自体"Webサイト"の本来の存在意義としてはありがたい事なのでしょうが、私のは公開する価値も無い程度の所詮"覚書"と"雑記"くらいしかないわけですし、たまにそれにも劣るような無配慮な思い込みやなんかも書いてしまっていますから、気恥ずかしくて仕方ありません。そもそもこのサイトを開設したのは、以前にも触れたことがあるように私の異様に悪い記憶力を補うがためで、実際これを始める前に見た映画はよっぽどのことが無いかぎり思えていないというか、タイトルを言われれば観たか観てないか位は思い出せる作品もあるにはあるのですが、タイトルを言われない限り思い出せないものや、タイトルを言われても思い出せない作品なんかがほとんどで、全くの時間とカネのムダということでほとほと困っておりました。しかし、これを始めてからはおかげで最低限観たかそうでないか位は全て思い出せる様になりました。勘の良い方なら此処らへんで、自分のための"覚書"や"雑記"程度だったらブログじゃなくても良いじゃないか、と言いそうですね。至極的を得た話しなのですが、私はもともと不精で紙に字は書きたくないため、いざ決まったノートに向かって書くとなるとひどく改まってしまい億劫な気がして書くのをやめるし、では気が向いたときにちょっとメモっておこうって感じのノリでそこら辺にある適当な紙切れに書こうとすると、いずれ邪魔になって捨てるだろうとか思って書かず、また、例え意を決して書いたとしても少し時間が経つと判読できないような文字で書くものですから、結局捨ててしまい覚書として全く意味を成さないと。また、パンフも必ず買うのですが、読むのがめんどくさいので開きもしないし、もっと悪いことに基本的に袋からも出さず、無為に積み上げているだけですから探すのも面倒と、こういった体たらくなモノですから、何時でも気が向いたときに"まともな文字"で書け、読み返すのも、検索も楽でしかも物理的な場所を一切とらないブログに落ち着いたと、こういうわけなのですよ。
と、まあ色々と理由を言いましたがホントのところ"万が一にも楽しみにしてる人がいるかも"てな事を考えると不精な私でも一応何か書いておこうと思えてしまうってのが一番大きいですかね。まあ、完全な妄想だと思いますが。

今日は昼過ぎには秋晴れが広がり、ほのかに暖かく、久しぶりに気持ちの良い日でした。
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by nothing_but_movie | 2004-10-21 23:57 | 雑記
モンスターの根底に
2004/10/17 シネマライズ


「モンスター」
(2003米/独)
監督:パティ・ジェンキンス
脚本:パティ・ジェンキンス
出演:シャーリーズ・セロン 、クリスティナ・リッチ 、ブルース・ダーン 、スコット・ウィルソン 、プルイット・テイラー・ヴィンス


気づけば早くも23時に時計が差し掛かりつつ。
今日は台風のおかげでいつもよりもだいぶ早く帰宅。PCの前にもいつもより早く来たはずなのですが、結局書き出すのはいつもとさして変わらない時間に。
原因ははっきりしていて、今日は「モンスター」について書こうと思っていたのですが、どう無理にひねり出そうとしても脳ミソが拒絶。まったく筆が進まず、気晴らしというか現実逃避というかそんな感じで、ヒト様の文章などをWebでちらちら見ていたら今の時間になったというわけです。要はたいして書くことも無い映画だったとそう言ってしまえれば簡単なのですが、一言でそういえるほど単純なものでは無くて、全く困った作品ですねと。

それにしても、あの作品は見た後感動するのが"正常"な反応なのか、それとも憤るのが"正常"なのか、いや"正常"な反応が何であるかは重要ではないので放っておくとして、より重要なのはアレを"撮った側"は何を意図して作っているのかということですよ。

もし"撮った側"が意図していたモノが"彼女"を"観た側"に理解させ、一連の事件の"動機"を理解させることだとするなら、作品中では最初の数分の、"彼女"の子供の頃の心理と体験が語られるシーンが恐らく最も重要になるのではないかと。しかし、このシーンは"数分"という単位でしかなく、この作品の大半は別の部分に焦点が当たってしまっているわけです。そして思うに、その"大半"の部分で捉えられる比較的日常的な行動ですら、この数分で"描かれきれなかった心理"こそが所謂"動機"であり、これを理解せずには不自然極まりなく映るのではと、そう思うわけです。つまり、この"動機"になりうる部分を"数分"で済ませることは、"彼女"を理解させるという目的にはそぐわず、もし"撮った側"が多少なりとも賢ければこんな構造にはしないだろうなと。つまり"撮った側"の意図は別にあると、そう言わざるを得ないわけです。
では他の意図を探ってみると"社会への批判"なのか"もう一方の彼女への批判"なのか、"2人の愛について"なのか、それとも他に何かあったのか、それは判然としない印象を受けます。そもそもこの状況に陥った過程を"数分"で済ませておきながら、これらを語ろうとするにはあまりに底の浅い構え方だと、そんな気がするわけですよ。比較的重点を置いていたように思える"2人の愛"ですら、"彼女"が自分の投影を"もう一方の彼女"に見たから発生したわけで、要は"彼女"が"もう一方の彼女"程だった頃に体験し、構築したであろう経験と思考が"動機"となり発生しているわけですから、その部分を等閑にしてはダメなんですよ、そもそもが。
で、結局私の中で残った"撮った側"の意図というのは、敢えてさまざまな要因を振りまき中途半端に見せることによって、"彼女"を理解不能な"モンスター"に仕立て上げてしまっている(ように見える)厭らしいモノ。そしてそんなものが根底にあるからこそ、語るべきものがほとんど語られず、ほとんど意味の無いシーンがタラタラと続けられ、それなりにインパクトのあるシーンだけが強調されるという、最も安っぽく観えてしまうモノに仕上がったとそんな感じですかね。まさに、デレクの対極といった感じですね。

と、無理に捻っていたときには出なかったものが意外とすらすらと出てきました。
そうそう、ついでに言うなら音楽もなんとなくミスマッチな感じでしたね。これも安っぽさを強調していたようにも・・・。もうやめときます。
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by nothing_but_movie | 2004-10-20 23:56 | Movie(M)
また台風ですか。
また狙ったように進路を大きく変えて、台風が来ているようですね。

それにしても、台風の報道を見ていて何時も思うのですが、大きさや強さなんかを伝えるよりも、外れても良いからもっと予想される被害を訴えるべきだと考えるのは安直なんでしょうか。
台風が来る度に「観測史上最も強い」だとか、「大型」とか言っておきながら、肝心なその予想される被害についてはほとんど触れない。まぁ予想しづらいってのもあるんでしょうが、「占い」とか、「洗濯指数」とか、「紫外線予報」とか大して当てにならないようなものを一方では出しているんだから、外れようとも被害予想くらいだしても良いんじゃないかと、そう思うわけです。

まぁ、私的には今週末から1週間晴れれば特に文句は無いのですが。
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by nothing_but_movie | 2004-10-19 23:57 | 雑記
デレクに惑う
2004/10/09 UPLINK X
2004/10/16



「カラヴァッジオ」(1986)
「ウォー・レクイエム」(1989)
「ザ・ガーデン」(1990)
「ラスト・オブ・イングランド」(1987)

監督: デレク・ジャーマン


ここ2週間で、「カラヴァッジオ」、「ウォー・レクイエム」、「ザ・ガーデン」、「ラスト・オブ・イングランド」とデレク・ジャーマンの作品を4本見た。正直これほど消化不良を起こす作品は今まで無かった。私の知見が少ないといえばそれまでで、また感性の問題といってしまえばこれもまたそうなのだろけれども、それにしても消化不良著しかった。
しかし、この消化不良は作品そのものが消化できないというよりは、むしろデレク本人を理解できなかったというほうがより正しい。
作品を4本も見ればそれなりに人となりが見えてくるような、少なくともその人が根底に持つ考えが見える、そんな気がしているのだが、デレクに関して言えばほとんど見えることは無かった。それがそのまま私の中で"作品を昇華"させることを難しくしたのかもしれない。しかし、昇華してみればこれほど印象的な作品はそう無い。そう結論せざるを得なくなった。

何より、全ての映像に無駄が無く、それでいて解釈の幅は広い。そう感じる。4本を総評するという暴挙が許されるとするなら、自分やデレクの投影により紡ぎだされる物語。そんな印象だ。つまり、見た人の解釈により、その物語は如何様にも解釈を異にすることができる。この自由さが魅力であり、つまりデレクの良さではないかと思う。

この手法は映画よりも絵画に近い。そんな気がする。
一般に、絵画等の芸術は言語よりも解釈の幅を広げつつもより直接的に考えや感情を伝えるものだと考えることができると思う。言語はその発生過程からも分かるように必ず社会的な理解が付随し、そこから独立して解釈することは不可能だ。しかしこの特性から言語は1:多の伝達が可能だ。
絵画などの芸術はそうではなく、極端な例を言えば、言葉も知らない子供でも、そこに何らかの着想を得ることができる。その着想は当然一様でなく、また普遍ではない。これが絵画の本質だと思う。そしてこの特性がゆえに芸術は1:1の伝達しかありえない。
よく絵画の解釈を垂れる輩がいるが、それはそれでよいが、しかしそれは一面でしかなく、絵画という言語よりも高度で多面的で豊かな存在を、言語という画一的で貧弱なものに置き換え、そのすばらしさを減じている、あるいは一部のみを伝えているに過ぎないと思う。絵画や芸術は本質的にはそこに言語が無くとも成立しうるのだ。

デレクの作品はほとんど台詞が無い。
これはより豊かな映像に全てを語らせたためだと思うが、だからこそデレクの作品には幅があり、豊かでありながら、それを観た人はそれぞれ徐々に何らかの帰結を得ることができる。
そして1:1の伝達しかなしえない。つまり絵画に近い。
さらにいうなら、既にさまざまな色がデレクによって塗られているにもかかわらず、それを塗り替えることも許容されているような、そんな感じすら与えてくれる。

念のため誤解が無いようにいっておくが、芸術も人が作るものなら、間違いなくそこに意図がある。これを読み違えることの責任がどちらにあるかは検討の余地が大いにあるのため、差し控えるとして、芸術に許容された自由とはその意図の元にある。しかし一般にその意図は凡人にはあまりに裾野が広く、それでいて、確かな方向性を提示してくれる。
私が自由と呼ぶのはその意図の上、その方向性に習った、あるいは派生しうるもののことであり、読み取りうる作者の意図を無視したものではない。

私が消化不良を起こしたのは、デレクの意図が想像以上に広く、示唆に富み、それでいて鋭いがためだった。


それにしても、客が少なすぎである。4本中2本は私しかそこにいなかった。
しかし、そこに誰かがいたからといって私と同じ印象をこれらの作品に持つとは限らないわけだから、本質的には1人で見ようと、2人以上で見ようとなんら変わりが無いのか。



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by nothing_but_movie | 2004-10-18 23:42 | Movie(C)