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二度あることは
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早くも週半ばに差し掛かり、そして気付けば12月ももう半ば。ひたすら早いものだなと、無意味に感心しております。

そういえば気付けば向こうでは"Oceans 12"がもう始まっていたのですね。2作目にしてはいい評価がついているようですので、娯楽としての完成度は高そうです。
そして早くも次回作の話なんかもちらほら。まぁまだ噂や、冗談の範囲を超えていませんので、なんともいえないところですが、今作の経緯や、その他もろもろの諸事情を勘案すれば、"二度あることは・・・"てのが思い浮かばなくもないですね。

今週末こそ、「AVP」も始まることですし、最近遠のきがちの劇場へと足を運ぼうと画策しているのですが、土曜日にはまたもや例の"時節行事"が。
最近は私にとってめぼしい作品が少なく、それほど影響が出ていないのが幸いですが、"少なく"とは言っても少しはあるわけで、これ以上溜まるとめんどくさいことになりそうですから、今週こそは。しかし先週末に崩した体調の回復具合はあまり芳しくはないですし、仕事や土曜日のことを勘案するに、"二度あることは・・・"てのが思い浮かばなくもない状況ですね。
# by nothing_but_movie | 2004-12-14 23:59 | 雑記
想定外の存在
2004/11/20 (ユーロスペース)



「変身」


監督:ワレーリイ・フォーキン
原作:フランツ・カフカ
脚本:ワレーリイ・フォーキン 、イワーン・ボボーフ
出演:エヴゲーニイ・ミローノフ、イーゴリ・クワシャ


少し前に「変身」を読んでみたのですが、これからあのような"映像"が出来上がるのは至極納得出来るものがあるのですが、しかしやはりあれは別物である、あるいはその一部のみをうまく転回した作品だという思いに至りました。

要は彼を"虫の姿をした人間"と描くか、"人間の姿をした虫"として描くかの差だと思うのですが、つまり"文章の方"では彼の人間的な思考やらが垣間見れる記述があり、人間としての存在を認めざるをおえず、したがって彼とその周囲の人にある隔絶は埋めようがあるがしかし、現実的には埋めがたいものであるように見えるのに対して、"映像の方"では彼は"人間の姿をした虫"としてしか描かれておらず、それと周囲にある隔絶は埋める必要もなければ、埋めれるはずも無いものに映ってしまっていると。つまり"映像の方"は怪獣映画と一緒になってしまっているのですよ。
しかし完全なコミュニケーションの断絶を描こうとしたら、あのように誰もが拒絶したくなるような演技もありかとは思うのですが、やはりあれでは単に"虫"であって、そこに我々観衆はコミュニケーションの余地を感じず、怪獣退治よろしく、拒絶で当たり前ということになるのです。"文章の方"ではこの拒絶をかわすべく、彼の一人称での記述や、家族への愛情、あるいは家族からの愛情、彼の回想などがちりばめており、あくまで彼が人間であるということを最後まで描いているのです。つまり"虫"の姿をした人間として彼は最後まで描かれているわけです。そうだからこそ、"文章の方"にはさまざまな示唆があるのであって、怪獣退治に成り下がっていないのだと、繰り返しですがそんな感じが。

結局あの"映像の方"は映像としての"虫"の表現には成功しているものの、肝心の彼の人間の部分が描かれないがため、作品としての焦点がずれてしまったわけです。つまり既にこの時点で同一の作品とはあまりいえるものではなくなっているのです。

しかし、もし"現実"としてこの"虫"への変身という自体を捉えるなら、焦点云々よりも、このような"虫"も十分想定に入れられるべきではあるのかもしれません。
そういう点まで考慮されてあのつくりにいたったのであれば納得もいくのですが、しかしどうにもあの作品からそのような部分はあまり見られないというかなんというか。これはあの"虫"の演技がそう思わせているのだと思うのですが、そうだとすると逆説的にあの"虫"の演技は私の想定はるかに超えたところで成功していたと認めなくてはいけないのです。つまり、受け入れる理由の全く見当たらない、拒絶すべきものを見せ、その反応を描いたのがこの作品であり、"文章の方"は見事にその反応が作品外に漏れ出無いよう描いていたのですが、"映画の方"はスクリーンの外にまであえてそれをひろげて、現実としての"変身"に対する反応を観客に起こさせたということなのかもしれません。
# by nothing_but_movie | 2004-12-13 23:59 | Movie(M)
当然の帰結として
金曜日は"飲み屋"ではなく、"忘年会"を二件はしごして朝まで騒ぐ。土曜日もまた"忘年会"で朝まで騒ぐ。木曜日の夜あたりからあやしかった体調は当然のごとく、あやしいを通り過ぎ、"悪い"状態へと遷移し、その結果日曜日は家でおとなしく寝て過ごしておりました。つまり今週もまた劇場に足を運ばず週末を過ごしたということで、すなわち今週もまた雑文がひたすらここに並ぶであろうと言うことです。
# by nothing_but_movie | 2004-12-12 23:59 | 雑記
それなりに思う
昨日は予定外だった予定のため早々に18時に退社。こんな時間に帰社するのはホント久しぶりのことで、なぜか軽い罪悪感すら感じてしまい、これを理由にこの気乗りしない予定をキャンセルしてしまおうかとも思ったのですが、この罪悪感が錯覚なのは明らかで、キャンセルすれば現実的な罪悪感に見舞われることだろうとも思ったので、しぶしぶながら待ち合わせ場所の新宿へ。
若干待ち合わせの時間に遅れて到着し、携帯を取り出すと着信が何件か。見ると弟から。どうやら今日は仕事が早く終わったらしく、弟も来るんだとか。で、いい加減何の予定か書いておくと、たいしたことではなくて父親が仕事でコッチに来たので、ちょっとメシでもってだけのことなんですよ。それでいてなぜこれほど気乗りしないかと言うと、単に仲が悪いだけというくだらないもの。まぁそれも弟が参加するということで、大分緩和され、憂鬱な気分がそれなりに軽減されました。世間的に別に珍しいことではないのかもしれませんが、この3人が一同に会するのは私のあてにならない記憶が確かなら、6、7年ぶりのことで、仲の悪い家族だなと改めて思う。
で、適当な居酒屋に入って適当にメシを食いながら、適当なことを主に弟と話したわけです。映画の仕事はアレ以来していないみたいで、最近は専らCMの仕事をしており、例の2画面のゲーム機やら、ジャニーズの彼が来年から出る某公営賭博の其れとかをやったんだとか。あとは例の旦那とプロモを少し。花のある業界は良いですね。仕事の話が終われば次は映画の話となり、最近の作品批評を少し。「ソウ」は残念賞、「2046」は秀作、「AVP」は(USだと、AlienとかPredatorがホントに好きな人には物足りないかもとかいわれてますが)楽しみということで意見が一致。映画の好みはやはり似てますね。でついでに芸大の北野"教授"の話が出て、其れの裏話なんかも。これはうわさの域を出ないので控えますが。
まぁそんなこんなで、適当な時間になったので帰宅。父親は私の家に宿泊。これは私がコチラに出て来てから初めてのことです。
弟のことばかり書きましたが、父親ともそれなりに話して、それなりに楽しんだわけで、それなりに良かったかなとそれなりに思う。父親もそう思ったのであればなお良いのですが、どうだったのでしょうか。
# by nothing_but_movie | 2004-12-09 19:35 | 雑記
とりあえず気ぜわしく
今日の仕事への短期的な集中力はなかなか良いものがあるが続かない。
それにしても明日はやたらと忙しい1日になりそうで、其れをいくらかでも緩和すべく本日中にやれることはやっておこうとは思っているのですが、本日ももとから忙しいので、なかなか其れもかなわず。単に仕事が忙しいだけなら別にいいのですが、明日の忙しい理由は其れとは若干異なり、より精神的に負担になっているような気が。いずれにしても今日残された時間も明日の1日も忙しいことには変わりないので、とりあえずこれはこれで終わりに。
# by nothing_but_movie | 2004-12-07 22:23 | 雑記