本日から短い正月休みに。明日からは久しぶりに地元へと帰る予定。で、とりあえず今日で今年も映画の見納めということで1作品鑑賞。
「秘密のかけら」 面白いには面白いのですが、どこかインパクトに欠ける作品。しかし悪くは無い感じ。 今年も、去年同様、見た作品のリストでも作ろうかと思っているのですが、いつになるやらといった感じですので、期待しないで待っていてください。まぁあまり役に立つものでもないですし、期待している人もいないと思いますが。 #
by nothing_but_movie
| 2005-12-29 02:37
| 雑記
先週末の新宿は"番い"に溢れておりましたが、最近見たニュースでは、今年から日本は人口が自然減に転じる見込みが強いらしいとのこと。どうにも矛盾しているなと、いつものことながらどうでも良いことを思って考えてみたところ、要は彼等は資本主義的な"それ"であって、生物学的な"それ"ではないのではと結論してみたり。明らかに何の根拠も無いこの思い込みに非常にしっくりとした印象を抱かずにはいられない昨今。疲れているのか、僻んでいるのか、病んでいるのか、自分でもわかりませんが、というより、わかろうともしていませんが、まぁとりあえずどうでも良いですといった感じの年末の日々。
さてさて、ひとまず先々週 「King Kong」 「Empire of the Wolf」 「Down in the valley」 「マダムと奇人と殺人と」 1作目はまぁなんというか、面白く無かったといえば嘘ですが、面白かったかといえば、素直にそうは言えない印象。1シーンが無駄に長い印象で、しかもそれが唯のCGだったりした日には、あまりにもくど過ぎる感じ。唯、随所に"趣味の悪さ"を散りばめたシーン作りは、昔B級映画ばかりを撮っていた頃を髣髴とさせて、好印象。まぁLOTRの事は良く知らず、要はB級のときしか彼の作品を見ていないのですが。そして何より印象的なのが、氷上のシーン。重量感を感じさせないあのシーンは、彼の"巨大さ"を忘れさせ、その存在を幻のように希釈し、巨大でありながら、繊細で儚いものという印象を与えます。つまり、最期の暗示と、唯一の良い思い出を同時に、観客に与えているのです。こんなシーンを取れる監督になっていたとはと、個人的に驚く。 2作目は久しぶりのジャン・レノ。まぁなんというか、よくできているのは原作のほうだけといった印象。面白いのですが、明らかに原作負けしているのでしょう。原作を読んだことはありませんが。 3作目。世間の認識はイロイロあってしかるべきですが、そのイロイロあることを容認できないのがヒト。広い世界にはヒトがいなくて、狭い世界にはヒトがヒトの目を気にしてひしめき合っていたりして、すごしにくかったり。ヒトがいない町は丘の上なのか、谷の底なのか。 4作目。ほのぼのとしたノリの作品。なぜか見ているとお正月気分が味わえるのは、その雰囲気のおかげかもしれません。どちらかというと年明け早々に、止まった脳みそで見たい作品。 で、今週 「The Final Cut」 「The Child」 「The Corporation」 1作目。死ぬと記憶だけになる世界で、ヒトの記憶だけを見続けた彼はいったい誰なのか。面白い。 2作目。淡々と、リアルに語るこの作品は、非常に地味で、どこが見所か聞かれると非常に困るが、なぜか見飽きたりしない作品。"子供"がいなくなる最後のシーンは非常にすばらしい。 3作目。冒頭部分でいきなりBad Appleと罵られる会社。耳慣れたその会社は今は存在せず、そこが引き起こした事件は今では大学の教科書にも載っているとか。当時はその事件のおかげで市場から抹殺されましたが、その一部は別の会社として、今も従業員から自由と、時間を搾取しながら生き延びているわけです。証人はここにいたりします。映画の中身はなんともアレな感じですが、良くも悪くもよくできたドキュメンタリー。刺激はありますが、映画としての面白さはあまり無かったり。 毎年、先週末のイベントの日に、オフィスの明かりを使ってツリーを描く、私が年に数回だけ来るビル。いつも数週間前にはその旨の連絡がメールで来ていたと思ったのですが、今年はその連絡も無く、どうしたのかと思っていたら、あぁなるほど。最上階、ツリーで言えば星か何かがつく部分に、世間と建物を揺るがしたあの会社が入っているのですね。 #
by nothing_but_movie
| 2005-12-27 21:24
| 雑記
いまさら言わずもがなといった感じですが、週末は全て例の行事でつぶれ、平日は仕事に忙殺といった毎日。本日は久しぶりにこの時間に自宅にたどり着いたのですが、その理由は、例の行事を途中退席したからといった感じ。
で、先々週の週末から振り返ると、 「TAKESHI'S」 「ポビーとディンガン」 「Mr.& Mrs.スミス」 「乱歩地獄」 1作目は、素の本人を想像させる、あるいは素の本人と現実とのギャップを感じさせる非常に私的な印象の作品。少し自分の位置づけ、あるいは評価に対する気まずさ、気恥ずかしさや、困惑、そんなようなものを感じさせる気がしました。その本人が感じているだろう世間との"ズレ"がそのまま作品に表れたような作品。 2作目は、まぁありがちなテーマでいて、それですら描ききれていない感もありましたが、現実と夢の境目、実現し得ない夢への共感を中心にこのテーマを描こうとした点には好感。 3作目は、テンポもよく飽きない仕上がり。もとより、カッコイイ"男"と綺麗な"女"が出てれば見飽きるはずも無くといった感じ。個人的には"男"の情けなさ具合には好感を持ちましたが、もう少し、汚れ役をやってもらいたかった。 4作目は、存分に期待はずれ。演技ができない日本人。群像でしか語れない日本人。そんなことを作品とは関係ないのかもしれませんが、感じてしまったり。イメージ先行、画は空虚。そんな印象。 久しぶりに邦画を鑑賞をした先々週。総じてやはり画的にも、役者的にも物足りないというか、面白みに欠け、且つドメスティックなウケですらまともに得られない感じで、かといって鋭くニッチに切り込んでいるかといえばそうでもなく、いかにも表面をなぞった感じの印象。まぁいつものとおり。 で、今週は、 「Dear Wendy」 「NOEL」 1作目は贔屓のラース・フォン・トリアーが脚本だとか。話自体はいつもどおり派手ではなく、しかしながら痛いところをついてくる作風はいつもどおり。いつもよりは軽めの終盤も手伝って、ラース・フォン・トリアー入門編としてはとっつきやすいでしょう。この時期ではダントツ一押しでしょう。 2作目はまぁ語ることも無く。何も目新しいことも無く。暇つぶしに。 さてさて、唯一空いていた今週末もついに土曜日まで例の行事で埋まってしまい、ピーター・ジャクソンのゴリラを今週見られるのか。それがさし当たっての心配。LOTRは少し見ただけで吐き気がしてしまい、全て見ることなく止めてしまいましたが、この作品はどうか。昔の彼に戻っていることをひたすら願いつつ、あの作品をどう焼直したのか僅かな期待も抱きつつ、週末までひたすら酒漬け、仕事漬けの日々をこなす予定。 #
by nothing_but_movie
| 2005-12-14 23:24
| 雑記
さてさて、常態と化した週末更新。仕事が忙しくて、まともにウェブも見られない始末なのだから仕様が無い、というかそのような状態であれば当然書くことも無いと、そういった惨憺たる状況。こうして人生は無為に過ぎていくものなのですねといった感じ。
それにしても困るのがこの時期特有の"年末行事"。先月は既に2回ほど。今月にいたっては既に3週間が埋まっている始末。かろうじて"似非善人"の宗教家の誕生日といわれている週と、その前が空いている常態。これでいつ映画を見れというのか、ホントに困ったものです。まぁ今の時期はたいした映画はやっていないといっても、くだらない"年末行事"に出席するぐらいなら同じくだらないでも映画を見ていたほうが良いわけで、要するに、無為な人生がさらに無為に過ぎるという苦痛を味わう時期が今なわけです。とは言っても、さすがに私も人。年中週末を映画館に篭って過ごしているいるのであれば、年末くらいは顔を世間、日のもとにさらさなくてはと思い、生真面目に出席するわけです。まぁ出席すればそれなりに楽しい時間がすごせてしまうのですが、なんといっても次の日への影響が・・・。と今週もまたアルコールが入った状態での"愚痴"更新となってしまったのですが、そんなことより何より。 先週は、 「Jの悲劇」 を鑑賞。久しぶりの純正サイコ系。久しく見なかったこのジャンル。やはりテンションの張り具合が難しい。この作品は緩みすぎず、きつすぎず、悪く言えば平坦とも聞こえそうですが、そういうわけでも無く、常に一定のテンションを保った展開には好印象。そして何よりこの作品は、劇場で頻繁に流れている予告にも見て取れるような、"時間の描写"が秀逸。"時間"という無形のものを"映像"という有形のものに転化する技術がずば抜けて旨い。その見事な映像にあっというまに世界に引き込まれるわけです。また、作品のテーマは原題にも見て取れるように、不完全ながら、なかなか深遠。さらに画も単純に綺麗ですし、この時期としては必見の作品でしょう。 今週はたいした作品もないことですし、久しぶりに邦画でも見ようかと。まぁ正直おっかなびっくりといった感じで、逃げ腰気味ですが、まぁとりあえず暇つぶしにはなるだろうかと。ではでは。 #
by nothing_but_movie
| 2005-12-03 00:20
| 雑記
さてさて、気づけば今週ももう直ぐ終わり。先週に引き続きかどうかは既に忘れてしまいましたが、今週もアルコールが入っての更新となりました。
酒は嫌いではないのですが、毎週飲むとなるとかなり苦痛。否、より正確には、飲んでいるときは別に苦痛でもなんでもないのですが、その後が苦痛。つまり、別に弱いわけではなく、そのせいか、おかげか、ついついだらだらと飲んでしまい、次の日が寝不足で生産性ゼロというのが何にも増して苦痛なわけです。で、本日は飲んでいた面子がサラリーマンの面々ということもあり、先ほど無地帰宅。明日は寝不足に悩まされること無く、仕事ができそうです。 で、ここのところ仕事に追われていたのですが、何とか本日でその仕事も一段落。後1週間位は平穏無事で暮らせるとは思うのですが、そうは言っても、来月末には、プロジェクトの最終報告があるため、そんなにのんびりもしていられないのが現実ではありますが。 で、とりあえず確か先々週に 「エリザベス・タウン」 「フリークス」 を鑑賞。先週末は 「キューブ・ゼロ」 を鑑賞。 何よりも困るのは最近レビューを怠っているせいか、映画の記憶があっという間に消えてしまうこと。とは言っても、以前もそれほど書いているわけではありませんが。 で、そんな言い訳は言いとしても、この時期に公開される作品は正直なところ正月映画のつなぎ的な位置づけですから、対して期待してはいけないのですが、「エリザベス・タウン」はちょっといただけなさすぎですね。監督の思い込みというか、勝手な思い入れが強すぎてどうにも世界に入り込めないというか、無理な展開が鼻につくというか。タップダンスのシーンは良いシーンで、その町のよさというか、なんというか、とにかくこの作品随一のシーンでした。その他は音楽もそれなりに良かったのですが、ちょっと独りよがりな感じがしました。で、その他はいただけない。総合もそれなりに、いただけないという結論。 「フリークス」は、まぁ定番といえば定番。いまどきは見たこと無い人が多いので、リバイバルてことなんでしょうか。まぁ久しぶりに見ましたが、どうにも出演者の症例ばかりが気になる始末。まぁ物語としての面白さなんてものはほとんど無いに等しい作品ですから、そこに目が行ってしまうのも性と納得しつつ。まぁ、一般的にほのぼのというには程遠いですが、個人的にはそんな印象を常にこの作品には持ってしまいます。 「キューブ・ゼロ」は、最初の作品と比べるのはかわいそうといってしまえばそれまでですが、そもそも「キューブ」という作品に、"その外の空間"は必要なく、それを描いてしまった時点で、その存在は唯の箱であり、その箱を舞台にした作品は面白くもなんともなくなってしまうのですよ。というか初代のキューブは、その外を描かないことによって、観客は作中の人物同様、キューブの内側しか知りえず、したがって観客は、作中の人物と同等の視点でその世界に入り込み、そのおかげで、その世界をそのまま堪能できたわけです。この構図はそのまま、スクリーンに映る世界しか見ることのできない"映画"という"世界"と一致し、つまり"キューブ"という"映画"が現実の"世界"と一致しており、そのため・・・と、アルコールが入ってる状態ではこの後は旨く書ける気がしませんし、書いたとしても思い込みですので割愛。そのうち気が向いたら続きを。いずれにしても、言いたいのはこの作品はどうかということ。冒頭のシーンは初代を思わせましたが、しかし、ありがちでインパクトにかけるのが正直なところでしょう。何よりも"外の世界"が前提となるのが、面白みを削ってしまっている印象。 そんなこんなで夜も更けて。 #
by nothing_but_movie
| 2005-11-25 02:09
| 雑記
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この窪みの奥に何があるのかと思考をめぐらすも、この混沌としたネットの中に一片の"本質"も存在しないように、ただ生暖かく微かに脈打つ塊しか見当たらず。
では、なぜそこから一般に"私"といわれるものが生まれるのかと問えば、そこにカスケードは起こるも、解は得られず。 やはりここにはフレーム以外に何も無く、ネットが"他者"の存在に依存するように、"私"も"私以外"の存在に依存してここに在るのだ。 Recent Impressions Da Vinci Code,The JOYEUX NOEL Jacket Land of the dead 5X2 Open Water War of the Worlds One Point O Batman Begins Bus174 Whisky Dead End Assassination of Richard Nixon, The Wonderland Forgotten, The Le Convoyeur Kingdom of Heaven Ladder 49 Shuttered Glass Cabin Fever DEKALOG Butterfly Effect, the Sea Inside, the Celluler Super Size Me Terminal, The カテゴリ
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