暇なのに愚痴を言うのもアレですが、2週間も仕事をしていないと、いっそのことこのまま会社を辞めたくなりますな。そんな感じで始まった今週もこのまま仕事がなさそうです。
で、本日は 「バタリアン4」 を鑑賞。アレです。あの台詞だけのために見に行った感じです。内容はこれまでで最低と言うか、正直2作目以降はあまり覚えていないので比べよう無いですね。 で、週末には 「タイドランド」 を鑑賞。物語全体は平坦で、何の前触れも無く"タイドランド"に入り込んでいくので、観る人を選んでしまうかもしれませんが、なかなか癖があって良い仕上がりのようにも思いますが、流行らないのは致し方なく。 まぁそんな感じで3週間目の休みを如何に過ごすか思案中。 #
by nothing_but_movie
| 2006-07-11 01:24
| 雑記
それにしても長期休暇はいつも梅雨真っ只中だなと思いつつも、先週およそ一年ぶりのまともな休みを頂戴し、1年ぶりに彼の地に赴いておりました。で、まぁ不思議なこともあるもので、最近の非常に的中精度の優れた天気予報が雨マークを並べ立てていたにも関わらず、私が外に出ると、嘘のように雨が止むと言う好天、幸運に恵まれ、5日間の一人旅を満喫しておりました。
そういうわけで、映画のほうは先週はさしてみていないのですが、とりあえず前回更新以降に観た作品を並べておきます。 6/3 「レント」 今更感もあり、駄作ではないのですが、そこまでよくも無く。まぁ混むのはわかりますが、異常ですね。 「13歳の夏に僕らは生まれた」 "映画的省略"が下手な作品は見ていて疲れるだけでなく、恥ずかしくなります。 「ステイ」 映画的省略が非常に上手く、映像も美しい。映画に慣れている人なら、冒頭のシーンから、一人歩き出す男に違和感を覚え、その時点でオチがわかってしまうのですが、そのおかげで作品の中で描かれる不自然な現象・描写に目が向いて、そしてその理由を読み解き、感嘆しながら、楽しめる作品。併せて、映像センスとテンポとも一貫してよく、飽きることなく楽しめます。作りこまれてますね。今年必見でしょう。 6/10 「プルートで朝食を」 既に話は忘れてしまった感がありますが、それなりに楽しめた記憶が。 「親密すぎるうちあけ話」 独特の設定が面白い。キャラクターは定番的でわかりやすく、しかし程よいミステリー具合。終わり方にも非常に好感が持てます。 「ポセイドン」 旧作はそれなりに面白かった気もしましたが、これは如何なものか。ただの定番パニック映画。新鮮味も無く。 6/11 「そして愛に至る」 ゴダールがたらたらと。よく言えばゴダール節そのまま。悪く言えば独り言。もともと少ない観客がどんどん途中退席。 「オーメン」 旧作とほとんど変わらない描写。リメイクした意味があまり無いのでは。 6/17 「マルキ・ド・サドの調教哲学」 「肉屋」の監督の新作。もう少しどろどろしたのを期待したのですが。それにしてもシネパトスで立ち見が出るなど、思いもつきませんでした。 「ティント・ブラスの白日夢」 巨匠の戯れ。若手に負けていません。 6/18 「インサイド・マン」 ありがち。と言うか同じようなネタをどこかで見たような。評判は良いようですが、まぁなんというか凡作。 「最後通告」 淡々と。話的にはありなのですが、作りが下手なんですかね。非常に眠くなりました。 「べレジーナ」 うってかわってドタバタ。雰囲気的には、ジャン・レノのあれに、なんとなく似てます。なんという作品か忘れましたが。 6/24 「キングス&クイーン」 重い話ですが、さらりと。非常に良い作品。おすすめ。 「さよなら僕らの夏」 圧巻。よくある青春ものですが、若さゆえの残酷さと言うか、行き過ぎ感が非常に上手く描写されていて、なま生しい。 6/24 「ウルトラヴァイオレット」 話が崩壊と言うより、全てが崩壊。あまり見たことは無いですが、いまどきのゲームのムービーでも見ているような感じ。 「メタル/ヘッドバンカーズ・ジャーニー」 最高。良いテンポの音楽ドキュメンタリー。メタルが好きなら必見。 「M:i:Ⅲ」 支離滅裂な行動も、徹底して、当たり前にしてると意外と気づかないようです。主人公を本気で殺そうとしている人間は、今作では皆無のようです。まぁいつもどおりではあるのですが。 7/3 「クレマスター3」 以前見た、「拘束のドローイング」は非常に面白く見れたのですが、これはちょっと理解仕難い感じでした。久しぶりの仕事の後に見たためか、睡魔も合わさり、あとは言わずもがな。 7/4 「レイヤーケーキ」 ストーリーや展開はありきたりだが、何をどうとればかっこいいか分かってる作品。全編通して一定水準以上の画が続いて、それだけでも十分楽しめる。オススメ。 で、此処までの話はどうでも良いのですが、昨日の夜何気なくニュースをチェックしていたら、ファンタ中止のニュースが。 「 「東京ファンタ」が休止 1985年から毎年秋に開催されていた「東京国際ファンタスティック映画祭」が、資金難で休止されることが3日、分かった。同映画祭実行委員会によると、来年以降の再開の見込みは立っていない。 同映画祭は「東京ファンタ」の愛称で知られ、SF、ホラー、アニメを中心とした新旧のカルト映画の企画上映などが人気を呼んでいた。 チーフプロデューサーを務めたいとうせいこうさんは「休止がそのまま終わりになるとは考えていない。心意気と愛情がある限り、必ずまた始まるだろう」とコメントした。 (時事通信) - 7月3日21時1分更新 」 一昨年などは、それなりに流行った「SAW」のワールドプレミアムを行うなど、それだけ見れば存在感はあったのですが、全体としてはほとんどの作品が、興行されても単館でそれも1週間くらいで終わってしまったり、いきなりビデオやDVDリリースだったりと、いかにもB級な作品ばかりを排出していたので、しりすぼみ感はあったのですが、個人的にはつぼにはまる作品が多くて非常に愛着があっただけに残念。いつか必ず再開してほしいですね。 それにしても今年あたりこの映画祭で公開されるんじゃないかと思っていた「ヘルレイザー」の新作2本は、AmazonでDVDを注文するしかなさそうですね。あわせて非常に残念です。 東京ファンタスティック映画祭オフィシャルHP #
by nothing_but_movie
| 2006-07-04 23:09
| 雑記
暇ではないのですが、なんとなく、やはり備忘録的にとりあえずメモを。
3/11 「マンダレイ」 「コルシカン・ファイル」 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 3/18 「トゥー・フォー・ザ・マネー」 「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」 「エミリー・ローズ」 「イーオン・フラックス」 「変態村」 「うつせみ」 3/25 「リトル・ランナー」 「ふたりのベロニカ」 「ラストデイズ」 「サウンド・オブ・サンダー」 4/1 「Doom/ドゥーム」 「ククーシュカ/ラップランドの妖精」 4/8 「リバティーン」 「パパラッチ」 4/15 「the EYE2」 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 「美しき運命の傷痕」 4/22 「アンダーワールド:エボリューション」 「V フォー・ヴェンデッタ」 「プロデューサーズ」 4/29 「グッドナイト&グッドラック」 「ブロークン・フラワーズ」 「プラハ!」 「隠された記憶」 「ファザー、サン」 5/13 「僕の大事なコレクション」 「ドッグ・デイズ」 「ダッグ・シーズン」 「ニュー・ワールド」 「ナイロビの蜂」 「アンジェラ」 5/20 「ジャケット」 「戦場のアリア」 「ダ・ヴィンチ・コード」 「愛より強く」 「太陽に恋して」 と、思っていたら勢いあまって3本もレビューを書いてしまったり。今週見た、残り2作品についてもレビューを書きたいのですが、流石に自制。期待せずにお待ちください。否、待たずに劇場へ。 #
by nothing_but_movie
| 2006-05-24 02:30
| 雑記
「Da Vinci Code,The」(「ダ・ヴィンチコード」) (2006年米) 監督:ロン・ハワード 出演:トム・ハンクス 、オドレイ・トトゥ 、イアン・マッケラン 、アルフレッド・モリナ 、ジャン・レノ 欧米で絶対視されてきたキリストの神性を否定するかのようなこの作品。製作段階から、著作権やら不買運動やら、カンヌでは冷笑やら一転喝采やら、何かと話題には欠きませんでしたが蓋をあけてみれば、凡作の域を出ない仕上がり。まぁ期待していなかっただけましですが、なんとも陳腐と言うか駆け足と言うか。原作はしっかりしているのでしょうが、映画の枠にはどうにも収まりきらなかったようです。まぁ原作は読んだことがないのですが。 それにしてもタイトルにも名を馳せる彼は最後のほうには全く出てこず、ルーヴルの宣伝のような終わり方をするこの作品は、世間一般ではどのように受け入れられているのか、甚だアレです。 #
by nothing_but_movie
| 2006-05-24 01:44
| Movie(D)
2006/5/21 シネスイッチ銀座 「JOYEUX NOEL」(「戦場のアリア」) (2005年仏/独/英) 監督:クリスチャン・カリオン 出演:ダイアン・クルーガー 、ベンノ・フユルマン 、ギョーム・カネ 、ゲイリー・ルイス 、ダニー・ブーン 近代の戦争は「ジャーヘッド」にも描かれているように、個を失った戦争。「ジャーヘッド」の台詞を借りるなら「英雄を生まない戦争」これは同時に、人間的な思いも生まない戦争なわけです。そういう意味で、この作品の元となった実話が"第2次大戦"でも"湾岸戦争"でもなく、間違っても先の「イラク戦争」でもないのは言うまでもなく。なぜなら2次大戦ではガスが、湾岸戦争では空爆が"個"を失わせ、イラク戦争では戦争と言う概念そのものが見えなくなってきています。これがどのような影響を及ぼすかと言えば、「信心深い者もそうでない者も冬の焚き火に集まるように、そこに集い、戦争を忘れようとした。 」「しかし、戦争が私たちを忘れない。」という、この作品の悲劇性が凝縮されたこの台詞のような苦悩すら生まないと言うことなのです。それぞれが個として戦争に巻き込まれ、戦場で家族のことを語り、互いに思いやり、局地的には、戦争自体を回避した。 このようなことが、個を失った、相手の見えない戦争では生まれる余地すらないのです。 さて、話は明後日の方向に。「愛より強い旅」でさらりと言い放たれたように"音楽は宗教"である。それが持つ力と、キリスト教そのものが持つ力が合わさった時に欧米諸国の人々が受ける影響は絶大だなと。いろいろな宗派があるにせよ、根源的にはひとつのものを信じる宗教と、音楽と言う言語を超えた力を持つそれが合わされば、それに勝るものなどないわけです。それに比べ、スラブ、アジアに存在する宗教はそもそもが多神教。信じるものが複数あればその結束力は推して知るべし。いくら日本の音楽がアジア諸外国で流行ろうと、多神教ではあまり意味がないでしょうね。まぁ日本の音楽自体がアレですが。そういう事情もあってか最近日本の周りは何かと物騒な話題が多いようで、と、どうでも良い話。 わざわざ"個"が絡んでいることを米軍が"救出作戦"をニュースにして流すくらいですから、今後も戦争から個人の喪失は続くことでしょう。"個"がない戦争は残酷とか悲しいとか憎いとか、そういった感情すら生まない。それこそがもっと危惧することであることは、"人が人として殺しあう"ことと、"物と物が壊しあう"というなんとも陳腐な表現からも明らかに読み取れることでしょう。 #
by nothing_but_movie
| 2006-05-24 01:34
| Movie(J)
|
この窪みの奥に何があるのかと思考をめぐらすも、この混沌としたネットの中に一片の"本質"も存在しないように、ただ生暖かく微かに脈打つ塊しか見当たらず。
では、なぜそこから一般に"私"といわれるものが生まれるのかと問えば、そこにカスケードは起こるも、解は得られず。 やはりここにはフレーム以外に何も無く、ネットが"他者"の存在に依存するように、"私"も"私以外"の存在に依存してここに在るのだ。 Recent Impressions Da Vinci Code,The JOYEUX NOEL Jacket Land of the dead 5X2 Open Water War of the Worlds One Point O Batman Begins Bus174 Whisky Dead End Assassination of Richard Nixon, The Wonderland Forgotten, The Le Convoyeur Kingdom of Heaven Ladder 49 Shuttered Glass Cabin Fever DEKALOG Butterfly Effect, the Sea Inside, the Celluler Super Size Me Terminal, The カテゴリ
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