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青のグラデーション
2004/7/17 ヴァージンシネマ六本木ヒルズ
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「ディープブルー」
(2003英・独)

監督・脚本:アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット
音楽:ジョージ・フェントン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
製作:BBCワールドワイド、グリーンライト・メディア


ひたすら海を映している。だからひたすら青い。たまに白い。まれに黒い。結論としてかなり心地よく、上映時間のせいもあってかかなり眠くなった。

映像としてはかなりきれいで、よく撮れたなーって感じのシーンが惜しみなく出てくる。作った人尊敬。
DVDとか買って家で暇なときにボーっと眺めるのには最適だ。
既にBBC Videoより発売されている、4枚組のDVD、「The Blue Planet - Seas of Life Collector's Set (Parts 1-4)」が元ネタとなっているらしいです。


それにしても、捕食者からいっせいに逃げる魚の群れが、水面から射す光に、絶えず変化するみごとな青と黒のグラデーションを描くあのシーンは、この作品屈指の名場面だろう。
まさにバックに流れるオーケストラのごとく、個々が1つの集団としての美を形成している。

しかし、その実は生死の駆け引きのまさに最中であり、そんなシーンに美しさを感じてしまうのは、人の平和ボケした感覚のなせる業か。それとも人が人たる所業か。



それにしても来る度に思うのだけど、ここは映画館としての環境は最高だけど、そこに来る人の質は他に比べて明らかに・・・で、何時もいらいらさせられる。
by nothing_but_movie | 2004-07-22 22:58 | Movie(D)
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